5月19日から5月31日まで、ベトナムに行って参りました!!
一年二ヶ月ぶりに訪れたフエでの11日間をダーッと報告します。
◆5月19日
夕方18:35に成田空港を飛び立ち、ベトナム・ホーチミン空港に着いたのは現地の23:00。時差でベトナムは日本より2時間前だから、日本で言えば午前01:00。約6時間半
なんやかんや用事をしたり寝たりでホーチミンに着き、飛行機を降りて入国審査を済ませて外へ出たら、やっぱりムォ〜〜〜ンと独特の熱気というか湿気。一気にじゅわっと汗が出た。
間もなく「せーこちゃーん!」と彩ちゃん(フエ在住、チャリティープロジェクトの中心となって現地で頑張ってる友人)の声。この日は少し話して、すぐに就寝した。
◆5月20日
朝から市場へ行ってみた。大きな建物の中に四畳くらいの小さいお店(衣類系の生地やパーツを売ってる店)がズラ〜リと並んでいて、屋外には食品のお店が無数に並んでる、けっこう大きな市場。
「一周してみて、使えそうなものがあったら買おう。今後、ベトナムで手配できる材料で何か作るっていう企画もできたらいいかも。」ということで行ってみた…んですが。
この日の気温はたぶん38℃くらい。あまりの暑さと市場中に充満するナンプラー系の匂い(すごくウオ臭が強い)に軽く酔い、あっという間にくたびれ果てた(笑) なんとか一周見て回って使えそうなパーツを2,3買い、そそくさと退散した。
「こういう日の昼間は、出歩かないに限る。」との彩ちゃんの意見にまったくもって賛成し、ホテルの部屋でシャワーを浴びて、打ち合わせしたり昼寝をして日が落ちるのを待った。
◆5月21日
市内で一番の品揃えという国営デパートに行った。
彩ちゃんが頼まれモノを買い私もちょこっと買い物して、カフェでお茶をしてデパートを出てそろそろホテルに帰ろうとした時に、偶然『Nagu』という看板を見つけた
Nagu(ナグ)は、ベトナム国内に4店舗展開している雑貨のお店。いわゆるお土産屋さんとは違ってパッと見はセレクトショップみたいな、ベトナム の街では少ないちょっとセンスのいいお店。ここのオーナーは日本人の男性で、彩ちゃんはこれまでに何度か会って話をしていて、商品を置いてもらえることが 決まってる♪
初納品は7〜8月の予定。売れるといいなぁ〜
彩ちゃんは他の店舗は知っていたけどそこは初めて知ったらしく、私はサイトでしか見たことがなかったし、偶然見つけられてラッキーだった。
Naguのサイトはここ→ http://www.zantoc.com/
その後ホテルに戻り荷物をまとめて、14:45の飛行機でフエへ移動。一時間半ほどでフエ空港に着いた。
◆5月22日〜26日
子どもたちとの製作を開始。一年ぶりに2人の子(16歳と14歳)に会いました。さすがは思春期、ちょっと女性っぽくなっていて、とても照れくさそうに彩ちゃんの家にやって来た。
ここ半年くらい、子どもたちがアクセサリーを作る場所は彩ちゃんの家。平日のほぼ毎日、2〜4人の子どもがシクロ(自転車タクシー)に乗って家に通ってくる。
去年うちらがベトナムに行ってアクセサリー作りを教えた時は、ほとんどの時間をフーヒップ村にある薄暗い教室で過ごしていた。やってみたわかったことは、年齢バラバラの子どもたち十数人でクオリティの高いものを作るのは至難だっていうこと。
「ニットリングの編み方を教えます〜」くらいのことなら、大人が3,4人居ればなんとかなる。けど、『決められた製品を正確に完成させる』という作業をするのには、あの場所では難しかった。小さい子供が入ってきて走り回ったり騒いだり、時には大人が何かよくわからないことでチャチャを入れてきたり と、どうしたって、モノ作りに集中するってことが困難なんです。
そんなわけで、ちゃんとした製品を作れる精鋭2〜4人を家に呼んで静かに作業をして、時々は村の教室で2軍3軍のチビッコ達にニットリングの編み方を教えているんだって。
誰が教えているかっていうと…. 1軍の子どもたち(13〜16歳)!
この↓写真が彩ちゃんから送られてきて見た時は感動したぁ。背の高い子たちが、去年うちらが教えたお姉さんチーム。こうやって少しづつでも、細く長く続いていけばいいなぁ 


さてさて話は戻りまして。。
彩ちゃんの家で一年ぶりに再会したのは、ズバ抜けた器用さを誇るBe(ベー)16歳と、ここ数ヶ月でグンと上手くなったLun(ルン)14歳。この2人は一軍選手。ハッキシ言って、私ができることで2人ができないことはほぼ何も無い!
半年前くらいまで一軍は4人居たんだけど、一人は出稼ぎに出されてしまい、一人はどうしても約束を守れず除名になってしまい。。残るはたった2人になったけど、この2人は手も早いし毎日6時間くらい作り続けてるから、けっこうどんどん仕上がっていく。
この2人に通販『eyeco』に掲載されるアクセサリーの作り方をミッチリ教えて、ノータッチでも完璧に作れるようになるのを見届けるのが、今回ベトナムに行く一番の目的だった。
ピアスもネックレスも、はじめの1,2回は、通訳を通してクドいくらい事細か〜に説明しながら一緒に作っていった。3回目は時々CHECKをしつつ、サンプルを見て考えながら一人で作らせてみる。4回目は私はあえて見ないようにして….という具合にちょっとづつ「一人で全部間違えないで作れる」ようにしていく作戦
最初はちょっと間違ったり、注意した所が直せてなかったりもしたけど、3日目くらいには『ほぼ完璧!』になった。作り方が少し難しいこと、パーツの全てが今までの半分程のサイズでかなり細かいこと、そういうのを何だか楽しんでるようにも見えた。
それとeyecoの場合は値段を気にしないで企画したから、今まで作ってたものよりだいぶ高価なビーズ(スワロフスキー)や今ふうなチャームを使用していて単純に『カワイイ』から、作ってて楽しいっていうのはきっとある。私はそうだからきっとあの子たちもそうだ。
真剣な顔でeyecoネックレスを製作中のLun。カメラに見向きもしない 笑。ちなみに髪に付けてるポンポンシュシュは、私の日本からのお土産。日焼けした彼女にとっても似合ってる。

◆5月27日、28日
フエから車で2時間ほど南下した港町、ホイアンへ一泊旅行に行った。というのも、去年私が彩ちゃん家とフーヒップ村にしか滞在しなかったことを、彩ちゃん がとても悔やんでくれていたらしいの (笑)
うちらはそれが目的で行っていたし「一分でもムダにしたくない!」って気合いだったから全然気にならなかったんだけど、彩ちゃんにしてみれば「ベトナムにも素敵な場所があるから知ってほしい…」と思っていたんだって。
で今年は、一泊くらい息抜き旅しよう♪って話になった。
ホイアンにはベトナムの伝統的な古い建築・町並みが残っていて、1990年に世界遺産に登録されたんだって。

古い町並みまで自転車(レンタル)で5分ほどで行ける、けど静かな川のほとりにあるホテルに泊まった。
写真で見るととても高級そうだけど、一部屋で一泊16000円ほど。2〜3人で泊まればそんなに高くない。
左上:外観。もうすぐ海に繋がる!っていう、大きな川のほとりに建ってる。
右上:部屋自の中。そーんなに広くないけど、まぁ充分なスペース。インテリアも可愛い。
左下:敷地内のプルメリアは元気に咲いてた。
右下:ここのカフェで打ち合わせがてらお茶をした。ベジタリアンピタサンドが美味かった♪
彩ちゃん曰く「ホイアンは観光地としてしっかりビジネスが成り立っている。フエにも王朝の跡があるのに、観光業がぜんぜんできてないからもったいない!」って。ホイアンで代表的なビジネスは『オーダーメイドの服を作る』っていうもの。
アオザイだけでなく、シャツやスカートやドレスなど色んな服をお客さんのサイズに合わせて作ってくれる。一晩で (笑)!!
そういうお店が数知れずあってサンプル(マネキン)がいーっぱい並んでる。外から見てまぁキチンとしてそうなお店に入って、日本で普通に履けそうな 型のパンツを2つ選び、生地を選び、私のサイズを採寸してもらって、注文。どちらも夕方にお店でオーダーして次の日の昼12時には仕上がっていた。恐るべ し、ベトナムの縫い子さん (笑)
値段はどっちも900円程度! とっても安いし品質は期待してなかったけど、帰ってきてから何度か履いてますがまったく問題なし!
ホイアンで買ったパンツ↓
左:アラジンパンツみたいなキュロット。カットソー素材で、のびのびラクラク。
右:麻100%の幅広パンツ。ウエスト部分にしっかりダーツが取ってあるから、これも超ラク。
◆5月29日、30日
「もしかしたら今年の秋に彩ちゃんがフエを離れるかも知れない」という件について話した。旦那さんの仕事は場所を特定するものじゃないから、何年フエに居ることになるかは未定。それは前々から知っていたこと。
彩ちゃんがフエを離れることになったら『アクセサリー作りプロジェクトはおしまい』ってならないようにするにはどうしたらいいか?!っていうことは、これまで何度も話してきたけど、なかなか難しいのが現実。
フエに住んでて自分は仕事をしていなくて子どもたちの事ばかり考えていられる人なんて、そうそういない。これまで何人か彩ちゃんのプロジェクトを助けようと寄ってきたベトナム人の大人はいたけど、お金やモノを盗まれ逃げられたこともあったらしい。信頼できる大人が少ーしはいるけど、大抵しっかりした自分の仕事を持ってるので子供とみっちり過ごす時間がない。全てを任せられる人は居ないに等しいのだ。
かと言って、大人の力なしで子どもたちだけで製作していくっていうのもかなりムリがある。作る場所はどこか…作った商品をどうやって日本へ送るか…光るものは何でも狙われるような村でアクセサリーのパーツを管理しなさいっていうの自体、酷な話だ。
子どもが家で一人で作業できて、作り貯めたものを月に何回か大人のボランティアが取りに行き(これくらいなら頼める人がいる)、日本に送ってもらい、仕上げは日本で。これなら続けていける可能性はある。
例えば『リングを編む』っていう作業だけを子供にさせては?っていう案を出してみた。糸だけなら盗んで売ってもたいしたお金にならないし狙われにくいだろう。あの村でも、親の協力があればできそうだ。
そこで彩ちゃんが言ったのは、「あの2人は一個のリング編むのに3,4分だし、毎日編み続けたら山のようなリングができてしまうかも。。何かもっと、編むのに時間のかかるものは無いかなぁ。」と。
コマ編み一段、すぐ編めることが自慢だったニットリングですが (笑) 彩ちゃんの言うとおり山のようなリングができ上がったら日本チームが困ってしまうのは想像できる。。
そこでフと頭に浮かんだのが、玉っころ! これは8段あるし目を増やしたり減らしたり数えながら編んでいくから、リングの5〜6倍は時間がかかる。さっそく一個サンプルを編み、ノートに編み図を手描きして、教えてみることにした。
最初の一個目は、編み図の読み方を教えながら同時に手を動かし、一段づつ一緒に編んでいった。図を見ながら編むってこと自体が初めてな2人は最初ちょっと戸惑っていたけど、理解した後の上達は素晴らしかった
Beは何度も言うようにとっても器用で編みの上手さはピカイチ。だけど人生で一度も学校に通ったことがなく、学力は小1くらいかなぁ…ベトナム語も完璧には読み書きできないし、計算も簡単なのしかできない。
つまり『図を元にモノを作る』みたいに総体的に考えるってことを、やったことがないのだ。
Lunは器用さではBeには勝てないけど、学校に4年ほど通っていたから(事情があって最近辞めてしまったけど)学力ではBeより上。編み図を読むっていうこともすぐに理解して楽しそうに編んでいった。それから「人と協力する」っていうのを学校で学んだLunは、私が何も言わないでもBeに読み方 を教え始めた。
しばらくすると逆にBeが、編みにくそうにしているLunに編み方のコツを教えてるみたいだった(言葉がわからんから、たぶんだけど 笑)
お互いの無いものを補い合いながら、2個3個と玉っころが増えていくのを、私と彩ちゃんはすごく嬉しい気持ちで見てた。この2日間で、充分商品になるレベルの玉を編めるようになった! 後は、忘れないようにちょくちょく編み続けていけば、誰も見てなくてもちゃんと作っていけるだろう。
2人が編んだ玉。これができればアクセサリーの幅もグンと広がるし、ヘアゴムとかチャームとか色々できる!

◆5月31日
最終日になりましたが、その前に。。
今回のベトナム滞在ですごく私達に影響を及ぼした『停電』について書いていなかった!!
最近のフエは3日に2日、6時間ほど停電するんです。。
工事をやってるとか災害に遭ったとかじゃなくてね。水力発電で成り立っているベトナムは、水不足になると電気を節約するために停電になるんだって。何曜日の何時頃〜何時頃まで って予告して停電になるだけマシだけど、これがまぁー、大変やりにくかった。
暑くて何も手に付かない!
フーヒップの子をはじめ、地元の人々は大したことなさそうにしてるん、もともと家にクーラーが無いから。
しかーし!! 晴れた日の気温は35〜40℃。湿度は京都の2倍 (私の体感で)。。
しかも日本の住宅みたいにいい造りじゃないから(彩ちゃん家の屋根はトタンなんだって)、サウナ状態になる。窓開けたって、ヘのつっぱり。
そんな中でクーラー無しに手作業をするのは、本っ当に厳しかった。暑い→汗かいて嫌な感じ→がまんする。だけだと思ってたんですがね。
暑さも過ぎると呼吸がしにくいせいなのか頭が全く働かなくなり、しまいには頭痛がしてくる(笑)
これでは体がもたん!ってことで彩ちゃんは、停電の時間は迷うことなく家からタクシーで5分ほどの場所にあるホテルへ避難することにしてる。そこはフエで3本の指に入るような高級ホテルで、こういう限られた場所だけは電気を制限してないんだって。
そのホテルの一階にあるカフェはもちろんすごく綺麗だししっかりクーラーも効いてるし、ネットもできる。コーヒーは250円くらいで飲める。(すごく安いけど屋台のヌードルは80円ほどだから、地元民にしたら高い)
しかも、いつも数人の外国人がいるだけ、すごくすいてる。最良の避難場所なわけです。
ってことで、時にはアクセサリーの材料を全て持ち込んで何時間も作業したり、ミーティングしながら食事したりと、何度も利用させてもらった。
最終日の5/31は午後が停電の日。彩ちゃんの作戦通り動いた。
電気がある午前中は彩ちゃんと子どもはeyecoの製作をし、お昼になったら近所の屋台でヌードルを食べに行く(お腹をこわすから私は一緒に行かない)。私はというと、クーラーが動くうちに部屋で荷物をパッキングし、身支度も完了させた。
で、電気が無くなるやいなや「行けるー?」「行けるよー!」って号令で、荷物を全部持ってタクシーに乗り込み、いつものホテルのカフェへ子供2人と彩ちゃんと4人で移動した。
そこで私は安心安全なヌードルを食べ、子どもたちはプリン、彩ちゃんはコーヒーを頼んで、作業したり話したり。空港に向かう夕方6:00頃までの最後の時間をゆったりめに過ごすことにした。

ホテルのカフェで何度か食べたフォー。鶏肉もササミ系で軽いしすっごくあっさりしてて、間違いなくフエで一番美味しい食べ物だった(笑)

携帯に入ってる写真を見せたら興味深々。私が編んだドクロとか帽子にも感心があったけど、やっぱり一番反応したのはトシの写真。思春期です(笑)

バイバイする直前に一枚。
右の子は、ボランティアのTien(ティエン)20歳。フエ大学の日本語学科に通ってる、とってもいい子。
そうして夕方になり。BeとLunはシクロに乗って村へと帰っていった。その後しばらく彩ちゃんと2人で話をして、タクシーに乗ってフエの空港まで見送りに来てくれて、バイバイしました。
この12日間を振り返ってみると、去年に比べて「なんとかせねば!」っていう気負いが小さかったし知ってることも多い状態で行ったから、リラックスしていたなぁと思う。去年より少しフエが好きになった。
でも、夏に行くことはオススメしない (笑)!






























